2020年6月11日 星期四

黒人の命は20ドルなのか

米中西部ミネソタ州で白人警官に押さえつけられて死亡した黒人男性ジョージ・フロイドさんの弟、フィロニスさんが10日、警察改革を審議した米議会下院司法委員会に証人として出席し、「兄の死を無駄にせず、我々の苦しみを止めてほしい」と証言し、再発防止に向けた改革を強く求めた。

フィロニスさんは、フロイドさんが20ドル(約2100円)の偽札を使った疑いで通報されたことを踏まえ、「兄は誰にも危害を加えていなかった。黒人の命の価値は20ドルなのか」と涙を浮かべて訴えた。フロイドさんが8分46秒間にわたって首を圧迫され続けたことにも触れ、「我々には8時間46分のように感じる」と苦しい胸の内を語った。

警察改革を巡っては、野党・民主党が、不正行為をした警官の訴追を容易にすることなどを柱とした法案を発表している。これに対し、ケイリー・マクナニー大統領報道官は10日、トランプ政権としても大統領令などの形で近く対応策を示す方針だと明らかにした。

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